その諸般の事情ってのが色々あって、職場が変わった・・みたいな物理的理由や、
味や接客が変わって好みじゃなくなったって感覚的な理由なんかがある。
食と環境ってのは結構深い関係があって、
どんなに美味しい料理でも、環境が悪いと最悪食欲まで無くなってしまうものだ。
環境にも二つあって、一つは物理的環境でもう一つは感情的環境だと考えているが、
特に感情的環境が大きいと感じている。
何故なら、良い設えで清潔な食堂であっても同室する他の客が質が悪かったり、
スタッフのサービスが客によって大きな差があったりすれば、
美味い料理の味も不味く感じてしまうからだ。
で、面白いのは、客単価によって感情的環境の捉え方が変わること。
客単価が1000円以下の料理店では気にならない事も、
それが3000円とかを超えてくると、設えもサービスも集う客も気になってくる。
だから良い店は客も選ぶって言われるんだろうけど、
客単価で感情を左右させられちゃうのには、自分的にはどうなんだろう・・とは思う。
で、諸般の事情で行かなくなっていた店へ久しぶりに行ってみたんだが、
行かなくなった理由は、正にコロナ禍の影響で客層が変わってしまった事だったから、
コロナ禍が一応の終結を向かえた今、どうなった?って興味が湧いたのだ。
ちなみにその店、条例を無視して(何なら訴訟までして)深夜まで営業していたから、
深夜に酒も食事もできる店が希有だった事から飲みたいヤツらが集い、
飲んで騒いで、かつ満員な状況でサービスも間に合わない、という環境劣化で、
それでも23時過ぎに飯が食えるから仕方なく行ったという店なのだ。
カテゴリーとしてはイタリアンで、チェーン展開している大元の会社は、
創作和食・エスニック・モダンメキシカン・タコス等の様々な料理を扱う結構な大手。
そしてチェーンならではの動き(スタッフのローテーションとか)もあって、
料理が安定しないって傾向は確かにあった。
ま、たまには行ってみても良いかな?って感じですな。
今回は、よく食べていたパスタの中から「アラビアータ」をオーダーした。
アラビアータは当初はペンネバージョンだったけど、パスタ版になってペペロンチーノに
次いで安価な一皿(確か税別で850円)となり、とにかく辛い!ってのが特徴だった。
現在は「完熟トマトのアラビアータ」(税別980円)という名で提供され、
ただ辛いだけだった味わいがトマトソースの美味さで奥行きが出て楽しく、
頑張ってるなぁ〜と思わせてくれる一皿になっていた。
(温泉玉子はオプション追加)
ただ、コロナ禍の真っ最中によく食べていたペペロンチーノは、
380円から690円(税別)と倍近く値上がりしていて、
さすがに以前の価格は無理だよね〜、とも思ったっけ。
円安&天候不順で食材が爆上がり中だから、
そんな価格設定もすぐまた変更になる気がするけど、
今となってはリーズナブルな店と言うべきか。
「USプライムビーフ ステーキ」(2500円:税別)
以前は「タリアータ」だったけど、
いつの間にか「プライムビーフステーキ」になっている。
(価格は150グラムバージョンで300円のアップ)
あ〜
やっぱこっちは無理だったか。
と言うのも、以前に比べてもあまりコストを変えていなかったからで、
価格をなるべく変えずに料理を出すとなるとどうしても材料に影響するから、
結果的に質は落ちてしまうと考えていた。
加えて、USプライムビーフじゃ円安に加えてアメリカのインフレもあるだろうから、
かなりのランクダウンを強いられただろうと、想像もしてたワケだ。
まぁ、それでも凄い努力で、
あまりコストを変えないで提供してくれてるんだって思えば、
この程度の劣化は大した事がないと言うべかも知れない。
牛丼でさえ500円近くなってしまった今、
企業努力って凄ぇなぁ・・・・と、ただただ感謝。
世知辛い世の中になりましたな。
ごちそうさまでした。


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