「カサ・デ・フジモリ」とか「イザベラ」になるんだけど、
それはもう、高齢者な証拠。
グーグル先生に質問してみれば、行った事が無い店が多数出るし、
アヒージョ専門店とかバルもかなりあるようだ。
だけど、自分の中ではやっぱりココが好きって店があって、
今日もそこへ行こうと決めていた。
それは石川町の「チャボーラ」
何回も書いてるけど、とにかくここはコストパフォーマンスが良すぎな店。
バルとしての立ち位置もあってかタパスがメインな構成になるんだが、
とにかく安くて美味い!ってイメージがある。
勿論、パエジャもあるけど基本は二人前&時間がかかるので
ここではオーダーした記憶が無い。
そして、ここに来たい理由の中でも1番になるのは、
シェリーの品揃えの良さ&安さだったりする。
それと、今日来ておきたかったのは、
明日に閉店となる「カサ・デ・フジモリ」の予約が取れたので、
彼処のシェリーの質を測りたかったからだ。
この店には、フィノ、マンサニーリャ、オロロソ、アモンティリャード、クリームと
と一通りのクラスが全部揃っていてかつ安い。(グラス660円とかである)
加えて、葡萄の種類としてペドロヒメネスやモスカテルを使ったモノのあったりするので、
シェリー好きな人にはたまらないバルなんですな。
(甘口が好きじゃない人には勧めないけど)
フィノはともかくとして、オロロソやアモンティリャードになるとかなり甘めだけど、
あまりに有名なハーベイのブリストル・クリームに比べたらかわいい物。
だから、チビチビと飲むのにはオロロソあたりが丁度良いのだが、
シェリーをストックしているバーは想像以上に少なくて、
あってもフィノのティオペペがあるくらいなのが悩ましい。
だからバーでシェリーを頼むと「ティオペペ」しか無いってパターンにりやすく、
シェリーに慣れてない客が知ったかぶって飲めば、
ティオペペのドライな味わいと独特のクセに、好き嫌いが出るのもお約束。
結果的にシェリーって独特な匂いと辛さがあって好きになれない・・
ってパターンを生むのだろう。
シェリーって、辛い酒じゃないですよ〜
アルコール度数はそこそこあるけど、美味しいですよ〜〜
と話しても、そもそも出してくれる店がほぼ無いからこそ、
この「チャボーラ」はとても貴重な店でもあるのですな。
そしてそんな酒を仕込んだ樽で熟成したウィスキーが美味しくなるのは、
シェリー樽で熟成したモルトの人気が裏付ける。
(かつてのマッカランはシェリー樽熟成あっての味わいだった)
で・・・
シェリー樽熟成のモルトを飲む時、
オロロソやアモンティリャードをチェイサーにして飲むと、
ヤバイほど美味く、ヤバすぎるほど酔いが回る。
そう言えば最近は、そんな飲み方してないなぁ・・
ここに来たら、ほぼ必ず頼む「ジャガイモのアリオリ」
アリオリソースはニンニクとオリーブオイル、レモン汁と卵黄で作る
ニンニク入りマヨネーズの様なソース。
で、これがジャガイモによく合うのですよ。
いくらでも食べられそうなくらいの美味さで、
ビールに合わせたらヤバイって思うけど、飲むのはシェリー。
ま、ここはバルなので、こんなのをつまみながら酒を飲んで、
本格的に食べたくなったら移動ってのが正しい使い方なんだけど、
妙に居心地が良いのですな。
まだまだ明るい時間に、
ユルユルと酔いを楽しめるってたまらんよね。
オロロソとアモンティリャードを飲んじゃって、
最後はクリーム・・と思ったら、品切れだった。
なので、極甘口になるモスカテル(マスカット)をオーダーする。
甘めぇぇぇ・・・
と、わかっていたのに呟いてしまう程の糖度だけど、
これがまた楽しいんだよねぇ(^_^;
ここに来たら必ず頼むもう一品が、この「トルティージャ」(スパニッシュ・オムレツ)
ジャガイモが入ってるのが特徴ではあるが、
ジャガイモが被る・・・と悩むのも毎度の事。
でもまぁ、トマトソースとアリオリソースの2種で
ジャガイモを楽しめるのが良いのだよね。
・・・と、さすがに3杯もシェリーを飲むと、
気持ち良くなってしまう。
酒言葉に「バーで女性がシェリーを頼んだら・・・」ってのもあるけど、
あれは酔うので後で面倒見てねって話なんだろうね。
ごちそうさまでした。
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