関帝廟通りからちょっと入った場所にあるその店は、
愛想の悪い応対も別の意味で有名だった。(「海員閣」並と言えばわかる?)
骨付き肉が好きじゃない自分にとっては豚足も興味が無かったが、
手打ちの平打ち麺が美味しいから・・と何度か通った事を思い出す。
そんな店が2019年2月に閉店と聞かされたけど
態度悪い店に敢えて行こうと思わないまま放置。
しかし、4月にはリニューアルオープンしたと聞いて、
代替わりか流行の店名ごと居抜き?と思っていた。
魯肉飯で有名な「秀味園」もそうだったが、
店名ごと居抜きの場合は名物料理を引き継いで頑張るのが常。
(居抜き後、改装され料理も増えたけど魯肉飯は同じ様に提供された)
だから「徳記」の豚足も気になってはいたが
そう・・・豚足は好きじゃない。
なので、やっぱり放置していたワケだ。
最近、中華街ランチツアーを始めていたので、
古の名店?と言われた「徳記」にもランチがある事には気づいていて、
ランチで味を確かめてみるのは面白いかな?って思ってしまった。
となると、後は塩対応がどうなってるかも気になってくる。
なんか、こんな綺麗な立て看無かったし・・と恐る恐る入ってみた。
「イラッシャイマセー、アイテルトコロスワッテー」
・・と中国系な日本語で応対してくれるお姉さんは、
恐かった大姉では無くてホッとする。
今週のランチ
A国産霜降り牛肉と長芋の黒胡椒炒め 1190円
B皮付き海老の香り炒め 790円
C豚バラ肉のクミンパウダー炒め 790円
Dレバーの四川味炒め 790円
①豚足麺 店長おすすめ 1150円
②ねぎチャーシュー麺+半チャーハン 850円
③広東風焼きそば 790円
④雲呑担々麺 790円
⑤白魚とレタス入りチャーハン 790円
さて、どうする。
多分一回しか食べた記憶が無い豚足麺を1150円も出して食べるか?
ってか、広東料理店だったはずなのに、
箸袋には四川の文字が広東の上にあるぞ?
だから雲呑担々麺なる不思議な麺物が、あるのかも知れない。
ランチセットとしてはAとかCを食べてみたいところだが、
③や⑤も単品系ランチとしては捨てがたい。
で、悩んだ結果、②のねぎチャーシュー麺+半チャーハンをオーダーした。
あ・・・
ねぎチャーシュー麺って、コッチ系だったか・・・
ラーメン屋によくあるネギラーメンと同じで、
ネギと叉焼を細切りにして辣油で和えて乗せるタイプだ。
広東料理店だから、白髪ネギと細切りじゃない叉焼が乗ってると
勝手に思い込んでいたようだわ。
まぁ、でも、コッチ系のネギチャーシュー麺も嫌いじゃない。
と言う事で、まずは半チャーハンを食べてみた。
あ・・
これは楽しい!
所謂ごく普通のチャーハンなんだけど、
塩の加減が絶妙な上に、適度に焦げの香りが混じっていて
パラパラ度も適度な感じなので、レタス炒飯は美味しいだろうと思えた。
では、麺は・・・?
これは楽しい!
所謂ごく普通のチャーハンなんだけど、
塩の加減が絶妙な上に、適度に焦げの香りが混じっていて
パラパラ度も適度な感じなので、レタス炒飯は美味しいだろうと思えた。
では、麺は・・・?
あ〜〜〜まぁ〜〜〜
こういう味だよねぇ・・・・
てか、結構辣油が辛いよ?
四川な感じがかなりあって、広東料理店の味わいじゃないね。
麺は手打ちなの?
って思うけど、中華街の麺としてはまぁまぁ。
炒飯の味付けは悪くなかったから、
料理を選べば楽しめる店にはなっていると思った。
面白かったのは、
付け合わせで出てくる漬物が搾菜に花椒の実を散らしたもので、
ちりめん山椒の様な楽しさがあって間違いなく以前の店とは傾向が違う事。
グーグル先生に質問してみたら、
「桂宮」の総料理長が一旦閉めたこの店を引き継いだとの事で、
これは正に、店名ごと居抜きのパターンかも。
汚かった店内も綺麗に改装されていたし、徳記の看板も新しくなっていたし、
暖簾や行灯は以前の物を流用しつつも箸袋には四川の文字を入れ、
料理も幅広く増えていたから、豚足麺以外は別物なのかも知れない。
でも、ランチとして楽しむには悪くなくて、
昼間っから飲んだくれてる客もいたりするから、
以前の様な緊張感は無い楽しめる店になったのだろう。
と言う事で、また来て違うものを食べてみよう。
ごちそうさまでした。
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