そもそも、モツ系の匂いが嫌いな自分にとってパテはあっても食べない料理だったが、
この店で「絶対に1回は食べて」って言われて食べた「パテ・アンクルート」で衝撃を受け、
以来この店ではかなりの確率で食べるようになった。
何故って、とにかくレバー臭が無い。
食感もヌタッとした粘りが無く滑らかでちょうど良いペースト感があって、
肉としての旨味がしっかりあるのだ。
そんな料理が食べられる上に深夜まで営業してくれるのだから、
遅番の日にしっかり食べたい時は訪れる回数も増えてしまうのは当然だよね。
今日も遅番終わりで電話したら席があったので、
頭の中にパテ・アンクルートが浮かんだまま突撃してしまったワケで。
フレンチフライを食べながらアルザスのワインを楽しみつつ、
今日の料理のボードを見る。
パテ・アンクルートはいくとして・・・
あ、鯛があるなぁ。
たまには魚も良いかな。
パテ・アンクルート、ヤバいっす。
そもそもクリスピーな皮と中の柔らかさが同居するって状態を作れるのが不思議なのに、
ここのはジュレと皮とパテの同時に食べた時のバランスが楽しすぎる。
そして鯛登場!
そもそもクリスピーな皮と中の柔らかさが同居するって状態を作れるのが不思議なのに、
ここのはジュレと皮とパテの同時に食べた時のバランスが楽しすぎる。
そして鯛登場!
うん、
ここの魚料理、好きだな。
エスプーマで泡状にしたソースが、マイルドな口当たりと風味を際立たせて
料理その物の味と上手くバランスされている。
エスプーマはフレンチでは常套手段的に使われてきたが、
登場した頃はどうやって泡にした?って話題になったっけ。
(多分2006年頃)
この独特の調理法は、個性やバリエーションを増やすだけじゃなく
食材のコストオフにも繋がるから、未だに多くの店で使われ続けているのだろう。
こんな夜遅くに出会える料理にはまず登場すらしない調理法なので、
幸せな気分にさせてくれる力に溢れているよね。
この店に来る度に「営業しいてくれてありがとう」と心の中で呟くけど、
深夜とも言うべき時間に食事したい人を減らしていくコロナには恨みしかない。
「いつまでもあると思うな、その幸せ」じゃないけど、
ホント明日の世界がどう変わるのかがわからないって思い知るわ。
と言う事で眠くなってきたので、帰ります。
ごちそうさまでした。
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