2023年3月31日金曜日

サラリーマン卒業の夜

昨日で65歳になり、誕生月の最終日をもって退職となる会社の方針通り、
今日が勤務最終日となりました。
 
会社として何か公式にセレモニーがあるワケではなく(再雇用の契約満了だからね)
事務所スタッフ全員と、所属長がわざわざ事務所まで来てくれて
皆で退職のお祝いをしてくれたのは、とても幸せな事でした。
 
明日からは無職。
もう、通勤で苦労する事も無く、ランチ&ディナー難民にもならず、
悠々自適な毎日(と言ってもかなり質素な・・な前置詞が付く)が始まります。
 
でも問題は今晩の飯。
 
そう、引継ぎきれない事務的な手段を、
最後の最後まで次の担当者にレクチャーしていたら21時を回ってしまったのです。
 
あ・・
ちょっと豪華が飯でもって思った自分が馬鹿だったな。
 
こうなる事は予想できていたよな。
 
とか思いつつも、遅番22時まで付き合う気力は到底なく、
頂いたお花や持ち帰りたい荷物、そして酒などの運搬にはタクシーしかない。
 
職場前の道でタクシーを待つ間、スタッフが付き添ってくれたのが嬉しいけど
問題の解消にはならないのですね。
 
と言う事で、山ほどの手荷物を自宅に投げたら、どこかで晩飯!
と夜の巷を徘徊老人。
 
すると、食事ができそうなバーが開いているではありませんか。
 
 
「すいません、ハイネケンのラージとウィスキーのストレートを。
 ウィスキーは何がありますか?・・と思ったらアドベックがあるね。
 アドベックを」
 
「テイスティンググラスが無いのですが、ショットグラスで良いですか?」
 
「有るなら、小さめのワイングラスだと嬉しいです」
 
 
そんな、飲兵衛なオーダーする客はそういないだろうに、
店側もボイラーメーカーで飲む人間の心理は理解できるらしい。
 
そして3つしかないパスタメニューの中から、コイツを選んでみた。
 
 
 
ナポリタン・デ・ケソ
 
季節野菜の旨みとチーズがあしらわれたナポリタン、らしい。
 
お!
結構美味いよ!!
  
パスタはフェデリーニを使っているんだが、茹で方が絶妙に上手くて、ちょっと驚く。
そして味付けは優しく、バーで出すレベルの料理じゃないって思う。
 
こんなに美味いんなら、ちゃんとデジタル一眼レフで撮りたかったが、
荷物の多い今日はコンデジでって思って、晩飯撮るために荷ほどきする力もなく、
手元にあったS95で撮ったのだけど、それなりにちゃんと写るのは凄いものだよね。
 
 
「すいません、うるさくて」
 
「いえいえ、大丈夫ですよ。
 楽しそうで良いですね」
 
  
店の奥では、私同様に本日をもって退職な人のための送別会が開催されていて、
若者の集団がかなり楽しそうに騒いでいるので、店の人が声をかけてくれた。
 
でも、不思議と気にならない。
と言うか、自分もお疲れさまの会に入っているような気分になって、
なんだか暖かい気分に浸れるのだ。
 
え?
既に飲み過ぎで、耳が遠くなってるんだろう・・って??
 
そうかも。
あっという間にアドベックを2杯空け、ラージサイズのビールは半分しか減っていない。
そしてパスタをつまみながら4杯目のアドックをオーダーし・・・
 
40年を超えるサラリーマン人生を振り返っても、
あまり恨み辛みが出て来ないだけじゃなく、楽しかった時間も幻のように
フワッとすこしだけ蘇るだけ。
 
体調を戻さない事には、フリーランスの仕事もできそうにない今は、
仕事の無い毎日に慣れ、身体の調子を整える事がまず大事。
 
それと、退職にかかる様々な仕様変更を
全部自力でやっていかなくちゃいけないわけで、
そんな面倒な気持ちを今日はどこかへ放り投げたいだけなのだ。
 
気付けば、賑やかだった店内は静かになり、
カウンターには別の客が1人いるだけの穏やかな状態。
 
もう一杯飲むかなぁ・・・
と思いつつバックバーを眺めるが、
そこには求めるテキーラやラムのブランドが見つからなかった。
 
最後にシメに飲みたかったのは高級なグラッパかラムだったけど、
それが飲めないって事は、まだまだ終わりにしちゃいけないって事なのでしょう。
 
と言う事で今夜はこれで終了です。
 
ごちそうさまでした。

2023年3月28日火曜日

二笑庵で鴨せいろとか

年齢的な事で変わる食事情と言えば、
特定の食べ物に耐性が無くなるとか量が食べられなくなるとか、
個人差はあれ、多分誰しもが経験する事だろうと思う。
 
自分の場合、耐性が無くなるって食材はあまり無いけど、
量は随分と変化してきた。
 
20代では、蕎麦屋に行ったらカツ丼と大もり蕎麦なんて普通に食べられたし、
これ以上食べられませんってレベルまで食べても次の食事時間になると
ちゃんと食べられるくらいに消化能力は高かった。
 
今となっては夢のまた夢だけど、
特に量が食べられなくなった食材は脂。
 
さすがに消化不良は起こさないけど、
A5ランクの牛肉なんて食べたく無いって思う程度に
脂に対する消化力は落ちてきたと感じている。
 
そんな事もあってか、晩飯を1人で食べようと思ったら和、
という気持ちが増えつつあって、今宵も蕎麦屋で一杯が良いな・・と
二笑庵へ出かけてみた。
 
 
「カウンターで良いですか?」
 
「はい」
 
「お客様が多いので料理が出るのに時間がかかりますが、
 それでもよろしいですか?」
 
「えぇ、ゆっくり飲みながら待ちますので」
 
 
コロナの影響が未だに色濃い飲食業も、徐々に客が戻ってきている感じはあるのだろうか。
二笑庵は元々ラストオーダーが遅めなので、20時過ぎでも運が良ければ入れる蕎麦屋で、
ツマミと酒をサラッと楽しむにはちょうど良い店だったりする。
 
 
 
 
二笑庵の気に入っているポイントとしては、ハーフポーションで対応してくれる料理が
あること。
 
この玉子焼きはその一つで、こちらから言わなくても「半分にしましょうか?」と
女将が尋ねてくれるので、気の弱い客にとってもオーダーしやすいと感じている。
 
出汁は多めなのが嬉しいのと、大根おろしにちょっと醤油を垂らして食べるのに
ちょうど良いバランスが取れているのがありがたい。
 
 
 
 
今日のお造りにはノドグロがあった。

刺身はまさに旬の味なので、基本的にオーダーしちゃう一品ではあるが
ここでノドグロに出会うとは思わなかった。
 
でも、刺身としての魅力はごく普通。
そしてその普通が楽しいって思えるのは、酒のチョイスが上手いからなのだろう。
 
・・・と1合を空けたら、酒を換えてもう一合にするかグラスにするか、と悩む。
 
あ、酒量も随分減ってきたかも。
飲んだくれの友人とコロナで会えなくなって、痛飲するチャンスが皆無になった
だけじゃなく、行きつけのバーが営業時間を短縮したり一時的に閉店したりしたので、
1人飲みのチャンスが激減したって事も大きかったかも。
 
と言う事で、グラスで一杯酒をもらって
食べるのはツマミにもなりそうな蕎麦にしよう。
 
となれば、やっぱりせいろ系だよね。
天せいろか鴨せいろっていつも悩むんだけど、
外食での揚げ物は基本的に避けているので鴨になりやすい。
 
とは言え、ツマミとしての魅力を考えたら天せいろの方が魅力的。
 
天ぷらを食べながら飲んでいても蕎麦は汁蕎麦ほどは伸びないので、
蕎麦もちょっと手繰って飲んで、乾いてきたら日本酒振りかけて食べて・・・と
ダメオヤジ的な飲みには最高なのですよ。
 
 
 
 
はい、鴨にしました。
二笑庵の鴨せいろは丸も入ってて、ツマミとして楽しむにも良いのです。
 
 
 
 
蕎麦粉は福井の在来種とかメニューに書いてあるけど、
蕎麦の美味さはやっぱり打ち手の技術なんだと思っている。
 
ここの蕎麦のクオリティは高いと思うけど、
いくらでも食べたいと思わせる様な蕎麦には、過去に2回しか出会えてない。
 
今日も安定の美味さだけど、鴨せいろを頼んだ時点でもう蕎麦単体での美味さを
どうこう言う気は無いのですな。
 
蕎麦は主食の一つなので様々な副食とのカップリングで楽しむ物でもあり、
蕎麦だけの美味しさを追求するべきなのかは、かなり悩ましい。
 
実際、美味しい蕎麦の場合はネギも山葵も入れたくないと思うし、
そうじゃないと鼻が馬鹿な私には蕎麦の香りや味がわからないので、
蕎麦だけを楽しむ時はせいろか辛味大根蕎麦しか頼まない、って事になる。
 
はい
今日はもう1人飲みな気分で入ってるので、
最初から頭には鴨か天ぷらしかなかったのですね。
 
それにしても、焼いたネギを蕎麦つゆに浸して食べるのって
何とも表現しにくい美味さがあるんだよなぁ・・・・
 
さて、サラリーマン生活もあと3日。
明日も頑張ります。
 
ごちそうさまでした。

2023年3月24日金曜日

利久庵でつけ天とか

あぁ・・・
天ぷら食いたい。
 
上品なやつじゃなくて、蕎麦屋の様に汁にドップリ浸けてもへたらない衣がついた
庶民的な価格の天ぷらとアテにしてビールを飲みたい。
 
今日は定時で上がって世間様が店に到達する前に飛び込んで、
ユルッと飲んだくれたいのだ。
 
・・なんて思いながら、退職のための片付けを行っていた。
 
自分にしては珍しく2週間前頃から片付けを始めていたのは、
間違い無く時間がかかるとわかっていたからで、
それでも最初の一週間はまだまだ余裕な感覚でいたのに、
どうやらその判断はかなりギリギリだと気付いていた。
 
そりゃそうだわ。
40年以上働いていたから、それなりに捨てられない物も増えているんだわ。
という事で、ひたすらパッキングをしていて疲れてしまった、と。

と言う事で、とっとと帰るとして、
どこへ行くか・・・ですな。
 
吉野町の「茂」、三吉橋の「小嶋屋」、横浜橋の「江戸藤」、
馬車道の「蒼ひ」・・・いやいっそこの前行った関内の「利久庵」にするか。
 
こうやってどこへ行こうって考える時間、かなり幸せです。
 
ただ、最近の蕎麦屋は昼呑みできた店もコロナで客が減ってからは
昼にアイドルタイム入れる店が増えてきたんで、
確実に開いてる店がいいな、とは思っていて・・・
 
そうだ、利久庵に行こう!
 
この前行ってみて、開いてるのはわかってるんだ。
サラリーマンが殺到する前なら大丈夫だろう・・・・
 
ダメだった(T_T)
 
満席&既に順番待ちのひと4人。
でもシングルと3人組だから待つかね。
 
それにしてもまだ17時前なのに、既にヘロヘロになっちゃってる人多いねぇ。
あの4人がけテーブル、一人で占領してるなら相席させてくれないかなぁ・・・
とかワガママに考えつつ席が空くのを待っている。
 
これってある意味贅沢な時間ではあるなぁ。
・・なんて思ってたら、続々と順番待ちな客が入ってくる。
 
おいおい・・これって早めに入って正解だったのか・・・と思っていたら、
さっきの4人がけテーブルに座る人とかの待ち合わせで来る人も、多かった。
 
と、2人がけの小さなテーブルが空いた。
すると優先的に案内される。
 
あれ?
2組飛ばし?って思ったら、シングル客だと思った人は待ち合わせらしい。
程なくして4人がけテーブルに案内されたから、罪悪感は薄かったけど。
 
 
 
 
と言う事で、板わさ&日本酒です。
もう最初っから日本酒です。
 
利久庵は小田原スタイルで、山葵じゃなく山葵漬けで食べさせるスタイル。
玉子焼きが付いてるあたりが蕎麦屋の飲みたい人に好かれるのだろう。
 
隣は4人がけテーブルを2人で占領して長っ尻で飲んだくれてる老カップル。
不健康自慢な話とか、今日のデートの意味とかを他愛なく話しているのが
嫌でも聞こえてくる。
 
2人の関係は、どうやら長く付き合ってきた飲み屋のママ&太客のようで、
若い頃は色々と楽しい付き合いがあった事が想像できる会話だった。
 
でも、そんな感じが逆にこの店の魅力みたいなもので、
2人にとっては昔と変わらない味わいが記憶の鍵となって、
蘇る過去の楽しい時間を共有できているのだろう。
 
 
 
 
やっちまいました、「つけ天」です!
 
「上つけ天」だと海老2本ってメニューにあったので凄く惹かれたけど、
利久庵で「つけ天」を食べた事がなかったので、こっちを選んだ。
 
で、出てきて驚いたのは
この店の「つけ天」って、普通に天ぷら盛り合わせ&蕎麦だったって事。
 
メニューに「天ざる」とか「天せいろ」とかが無い時点で気付けって思うけど、
「つけ天」と言えば、海老天一本とかのリーズナブルなヤツって思い込みがあった。
 
「つけ天」で有名な老舗蕎麦屋の「角平」では、
海老天1本が丼に張られた汁に浸かって出てくるのがスタイルだったし、
「天ざる」とかがある店での「つけ天」は天ぷらの量が少ない=美味しい&安価
って物だった。
 
まぁ、良いっす。
食べたかったのは蕎麦屋の天ぷらなので・・・
 
え?
すっげ〜固いんですけど、衣。
これってやっぱ、汁をタップリ染みこませてから食べろって事なんだよね?
 
そしてそうやって食べても、衣はかなりしっかりとしていてへたりそうに無い。
これはもう、「つけ天」だけ頼んでゆっくり飲んでもかなり楽しかったかも。
 
いや、それこそ「天ぬき」だろう。
絶対楽しいよ、それ。
「天ぬき」で酒って、蕎麦屋呑みの贅沢だからねぇ。
 
 
 
 
蕎麦はざるスタイル。
でもって、やっぱり利久庵の蕎麦は美味いのよ〜。
 
これはもう、リタイヤしたら通う?ってくらいに楽しくて、
次はもっと早い時間に来ようって思ったね。
 
その楽しさを知ってる人がどんどん増えてきて、
順番待ち用シートに座りきれない状況が見てとれる。
 
きっと、あの1人で食ってるジジイ、
とっとと終わって席空けろ〜なんて思ってるよなぁ・・・
なんて、無言のプレッシャーを味わいつつ、蕎麦を手繰る手を早めた。
 
ごちそうさまでした。

2023年3月23日木曜日

海老原で頼んだ白鉄火

「寿司屋は顔だよ」
と営業の先輩によく言われていた。
 
それは、常連には一見客とは違う扱いがあるという意味であり、
上質な寿司屋は、一見客にそれを感じさせずに仕事をするという意味もある。
 
だからこそ飲食店においては、常連客となって関係を構築していく楽しみがあり、
新規開発する場合は、店が受け容れる感情が強い「開店から時間が経ってない時期」が
有利であったりする。
 
ただそれでも、寿司屋の常連になるのは敷居が高い。
 
何故なら、寿司屋は高度な接客技術があり、初見の客を上手く扱うのはお手の物。
良い客と判断すれば特別感を演出するし、常連にしたくないと感じたら
様々な手法で「お門違い」を感じさせるのだ。
 
なのでこちらも、
店が自分をどう値踏みするかを見ていたりする。
 
初見で値踏みされ「単価これくらいの客」と認知され、
コンスタントに通って金を落とし、礼儀をわきまえつつマイペースに楽しむ。
 
そうやって時間をかけるうちに店との関係が構築され、
居心地が良いと感じたら、はじめて常連の門が開いたと思って良い。
 
 
「ちょっとこれで凌いでいてください。
 お酒はいつもウィスキーで良いですね?」
 
「はい。
 今日は最初からにぎりを食べたいので、よろしくお願いします。」
  
「わかりました。
 漬けは食べますよね?」
 
「はい、お願いします」
 
 
 
 
あと1週間もすればお役御免となる身としては、
こうやって海老原に来る回数も減るだろうと思っている。
 
だけど、いつもと変わらない感じで会話をし、
いつもと同じ様にオーダーする。
 
アドベックが終わってしまって、
入るまでの間という事で竹鶴を入れているけど、
確かに和食との相性は良いと感じている。
 
にぎりは一通り飲んでから・・という人が多いけど、
自分はにぎりをつまみながら飲むのが好きで、
ストレートで飲むウィスキーの強さを酢飯が受けとめるので、
アスコットでもアイラと巻き寿司を合わせる事がある。
 
 
「そう言えば大将、長崎に行った時、空港の寿司屋で白鉄火を食べたよ。」
 
「白鉄火ですか?」
 
「なんかね、ハマチとかヒラス、ブリなんかを使ってるって言ってたけど
 マジに白いんだよ、鉄火巻きが。」
 
「へ〜
 初めて聞きました。」
 
「私も、空港の寿司屋のカウンターで食べてたら、
 板さんが勧めてくれて食べたんだけど、これが結構美味い」
 
「作ってみましょうか?」
 
 
 
 
無茶ブリっす。
 
あ〜、やっぱ美味いわ。
ネタを明かさないから何を使ったかわからないけど、
4月が近いからブリは使わないよね?
 
サワラか養殖ハマチかな。
いやカンパチ?
 
ま、美味しいんでOKですけど(^_^;
 
海老原は同伴客が居たりスモーカーが居たりで、
かなりカジュアルな店ではあるけど、客層は悪く無い。
 
スモーカーな客も吸わない人が同席している場合は遠慮してくれるし、
同伴客も姫が騒ぎそうならすぐに席を立つ感じ。
 
その他の常連は、どこかの医者だったり、
不動産関係だったりで、それなりに穏やかなので、
話しかけられれば、会話をする感じでの付き合いができている。
 
身体にトラブルが見つかったので検査結果次第だけど、
海老原の酢飯の味が好きなので、体調が保てていられるなら
また来たいと思っている。
 
それにしても、もう無理しなくて良いと思っちゃうと、
身体が一斉に悪い部分を見せてくるって、どんだけ・・・なんだろうね。
 
ごちそうさまでした。

2023年3月22日水曜日

ケーブルカーでステーキとか

コロナ禍によって、バーの閉店時刻が早まった。
飲兵衛達も、とっとと帰るクセがついた。
そしてそれは、コロナが下火になっても元に戻らないらしい。
 
未だに遅番上がりでの晩飯に苦労していて、
特に肉が食いたいって気分になると苦労する。
 
セブンイレブンで金のハンバーグを買って帰って食べる、
って手もあるけど、コロナ禍では一通りそんな食べ方をしてきて
すっかり飽きてしまったので、やりたくない。 
牛丼も食べ過ぎなので、できれば避けたい。
 
となると、チョイスは野毛で探すかケーブルカーでステーキか、
ってパターンになるわけだ。
 
 
 
 
ケーブルカーはできた頃からの付き合いだけど、
法令を遵守しつつもできるだけ遅くまで営業してくれているので、
深夜帯でもマトモな料理が食べられるありがたい店なのだ。
 
そして貴重とも言うべき、ギネスの生が繋がっている。
だからここではいつも、まずは「ギネス1パイント」をオーダーしてしまう。
 
 
「まだ、ステーキってできますか?」
 
「ございます」
 
「300グラムでお願いします」
 
 
 
 
肉だぜ〜〜〜って声が出そうになるけど、我慢。
チャコールグリルで焼かれたコイツはかなり楽しいのだ。
 
あ〜〜〜〜
う〜〜ま〜〜い〜〜〜
 
と心の中で叫びながら、コストパフォーマンス抜群なステーキを喰らう。

ここの300グラムは、量が厳しいと感じない。
コストなりの肉だから脂が優しいからだろう。
スモールの180グラムだと、ちょっと足りない感があるのだ。
(昔はスモール200グラム ラージで350グラムだったと記憶している)
 
オープンした頃は、カウンターに座れない客がスタンディングで
壁に寄っかかって飲んでて凄く盛況だったけど、
今は20時を過ぎると静かなもの。
 
でも、そのおかげでゆっくり晩飯が食えるのだから、
ちゃんと通って金を落とす様にしないとね。
 
ごちそうさまでした。

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...