2023年1月11日水曜日

二笑庵で二種盛りせいろとか

気がついたら晋山がベンチマークになっていて、
他の蕎麦屋、特に夜に飲み&蕎麦って店だと満足できる店がほぼ無い。
 
勿論、別の意味で王道な蕎麦屋と言える「利休庵」は美味いし、
「味奈登庵」のコスパ抜群な蕎麦も大好きだ。
 
だけど、夜一人で手繰る蕎麦としては、
蕎麦前を楽しんでから美味い蕎麦・・という流れになるので、
料理も蕎麦も上質であって欲しいのだ。
 
スタンスとしては、ちゃんとしたクオリティのツマミと酒で心に落ち着きを取り戻し、
蕎麦の味わいを楽しみつつ空腹も満たせるといったとこだが、
そういう意味で、ベンチマークには届かないけど
自分的には許せるクオリティがある店の一つに「二笑庵」がある。
 
ただ「二笑庵」、適度にコストパフォーマンスが良い事と、
立地的に会社や役所が多い事から、客層に当たり外れが出る。
 
また、それなりの人気店なので、
運が悪ければ席も無い・・とくるのだ。
 
だから、敢えて店まで行って、
カウンターか二人様テーブル席を都合つけてもらのが
パターンになっていた。
 
 
「一人ですけど、席ってあります?」
 
「・・・と、大丈夫です」
 
「じゃ、まずお酒と出汁巻きを。
 後はちょっと考えます。」
 
「出汁巻きはハーフにしますか?」
 
「お願いします」
 
 
 
 
この店のありがたいところは、
一人で行くと料理によってハーフサイズにしてくれるところ。
 
酒を1〜2合飲む間に色々食べたい自分としては、
選択肢が増えるのが、マジ嬉しい。
 
今日は、天麩羅が食べたかった。
そしてここの天麩羅は、蕎麦屋の物と言うよりも天麩羅屋の物に近いタイプ。
つまり、汁にドップリ浸けなくても楽しく頂けるのだ。
 
ちなみに蕎麦屋でつけ天や天せいろを頼む場合、
最初に蕎麦だけをちょっと食べて味わってから汁に天麩羅を浸けて食べ、
天麩羅の油が混ざった汁で蕎麦を食べるのが好きだ。(味変になるしね)
で、そういう食べ方をするなら、ガリガリ衣の蕎麦屋の天麩羅が良い。
 
ただ、そうやって食べると蕎麦その物の味わいがわからなくなりがち。
だから、良い蕎麦を出す店では天麩羅は酒のアテとして単独で食べ、
蕎麦はそれだけで楽しみたいって思うのだ。
 
逆に蕎麦に自信がある店は、そんな客の嗜好も考えてか、
つけ天や天せいろには天つゆが別途大きめの器で出てくる事が多い、
と感じていたりする。
 
 
 
 
今日は二種盛りせいろを食べる予定だったので、天ぷら盛り合わせは別途オーダー。
 
天麩羅屋と蕎麦屋の中間な揚がり方で出される天麩羅は、
天つゆに浸して食べるのが凄く楽しくて、酒も進む。
 
かき揚げの方が良かったかな・・と思うのは毎度の事だけど、
どうしても海老天が食べたくて盛り合わせになってしまうのが常。
 
天麩羅がボリューミーなので二種盛りせいろが食べきれるか悩ましくなってきたが、
初志貫徹でオーダーする。
 
今日は柚切りと十割がセットになっていた。
 
 
 
 
まぁ、悪くない蕎麦だわ。
 
十割蕎麦は辛味大根で食べた方が楽しいかな。
柚切りは標準的な物よりはるかに美味しいと思うけど、
晋山の物は蕎麦と柚に質&量が別格なので、違う蕎麦として楽しむ物だね。
 
ま、18時には事務所を出れば、こういう楽しみが待っているのだから、
早番の日はとっとと帰れば良いのだけど、帰っちゃヤバいかなって状況が多々あって
結局早くても20時を過ぎる事が続いてきた。
 
仕事が多いってのもあるけど、それより人間関係を調整ってのもあって、
居る事で緩衝材になっている現実があるから、仕方無いと思っている。
 
でも、こんな夕飯(晩飯じゃない)が食べられるって思ったら、
悩ましい気持ちにもなるじゃんね。
 
飲食店の営業終了時刻が早まっているの、どうにかならないですかねぇ。
・・とか思ってるけど、それもあとちょっとの我慢。
 
4月からは自由の身なので、それまでは頑張ろうっと。
 
ごちそうさまでした。

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