それでもたまに食べたくなる物だったりする。
炒飯の魅力と言えば、素材と技術で奏でられるアンサンブル?
パラパラとした仕上がりや脂の旨味と香り、そして一体感??
少なくとも自分にとっては、パラパラ系な仕上がりの物が最上だと思っているけど、
メルパルク横浜の総料理長で横浜マイスターになった勢津氏が作った「スープ炒飯」は、
自分の考えをぶち壊す魅力があった事を思い出す。
炒飯の上に何かを乗せるスタイルは総じて「餡かけ炒飯」と呼ばれるんだけど、
スープにしろ餡かけにしろ炒飯の魅力の一つと言えるパラパラ感が失われので、
好んで食べない物だった。
それでもたまに食べたのは、中華丼のご飯が炒飯になった?って感じだったからで、
中華丼と炒飯のどっちも食べたい気分になった時にはピッタリだったからだろう。
だが、この店の餡かけ炒飯は、ちょっと違うスタンスがあったのだ。
ちょっと違うスタンス・・と言うと想像しにくいと思うが、
「東光炒飯」という名の餡かけ炒飯は、香港の「福建炒飯」に劇似。
味的には記憶に薄いけど、食べやすかったという記憶はあるので、
それを目的に入店した。
「東光飯店」は以前は複数店舗があって、香港路にあった別館の存在が
強く記憶残っている。
夜道を撮影に香港路に行くと「東光飯店」という黄色い光る看板が眩しくて、
この加賀町警察署前の本館とどう違う?って思ったけど、両方で食べ比べる事は無かった。
現在、コロナ禍の影響で別館は閉め、今は本館・別館の合同・・というスタイルに
なっているのだとか。
と言う事で、入店すると時間的な事もあってガラガラ。
ランチタイムが終わりそうなタイミングだがランチメニューも出してくれて、
1000円以下で食べられる事がわかった。(概ね税込900円で揃えている)
ただ、今回は独特なスタイルを持つ餡かけ炒飯「東光炒飯」を食べたいのだ。
残念ながらランチメニューにもお勧め定食にも設定が無いので、
単品でオーダーするしかない。(お勧め定食は税込990円)
1320円(税込)かぁ・・・とちょっとビビるけど、
他はごく普通の中華定食なので、初志貫徹でオーダーする。
ね、具材が細かく切ってあって、所謂「中華丼」の上っぽい感じじゃ無いでしょ?
で、コイツを最初に見た時、これって香港の「福建炒飯」じゃないの?
って思ったんだけど、味の記憶が無いのだよね。
だからちゃんと食べてみたかったんだな。
あ、これ・・美味いかも。
この食材の切り方が絶妙な大きさで、良い食感を演出してる。
で、確かに見れば見るほど「福建炒飯」に見える。
ただ、香港の「福建炒飯」は海老や叉焼なんかの肉系が多くて、
ここまで小さく切ってないイメージがあったな。
つまりこの「東光炒飯」って「福建炒飯」を日本的にアレンジした・・
という事なんだろうね。
炒飯にスープが付くのは日本独自のスタイルだけど、
東光飯店のスープはなんとトロミがあるスープ(羹)。
ドロドロな餡は見事に炒飯全面にかかってて、
炒飯のみを食べるのが難しい状態だったのでスープまでこれ?って悩んだ。
だけど・・・
このスープ、美味い!
炒飯の餡よりも緩めで、ワカメの味がフワッと出てきて、
モッサリとしてくる口を上手くリセットしてくれる感がある。
ランチの定食なんかに出てくる小椀に入ったスープは、
各店の個性溢れる逸品が多くて、このスープが美味しいと料理に外れが無い。
多分この店、中華丼とか餡がかかった焼きそばとかを食べても同じ系統な味だろうけど、
このサービススープで中和される戦略なのだと気付いた。
こうやって、味の記憶が薄れた店へ来るのって、ちょっと面白いかも。
以前こうだったって思っても、現在の姿はかなり変わってて当たり前。
だから、今の味を確認するってのも面白いんだな。
あ、そうだ。
東光炒飯の過去データを探していて、かなりの数の炒飯がデータが
残っている事に気付いたので、noteの方に特集っぽく書いてみよう。
最近、体調と天候の兼ね合いで外出があまりできていないので、
新しい写真があまり無いから、丁度良いかも。
実は今日、本当は小泉八雲が唯一書いたレシピ本に載ってる「ガンボスープ」を
食べに出て来たのに、ランチ売り切れになってて・・の「東光飯店」だったのだ。
小泉八雲著のレシピ本に載ってる「ガンボスープ」はライスが添えられていて、
この「ローンスタースモークハウス」のソレもカレーライススタイルだったので、
食べてみたいと考えているんけど入店するとついブリスケを頼んでしまって・・・
(単品でオーダーすると高いのですよ)
なので、ランチメニューにあったのでランチタイムアタックをするんだけど、
そもそもランチ利用者が少ない感があったので、料理数が少ないって事なのだろうね。
と言う事でいつか、早めに行けた日に「ガンボスープ」食べてみようと考えてる。
それにしても寒いっす。
中華街は相変わらずの人混みなので、写真を撮らずに帰ります。
ごちそうさまでした。





